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いよいよ第四試合。 ネスツ編の主役、K が登場しました。原作よりK の協調性はあげてあります。 理由は…見りゃわかりますよ。じゃあマキシマさん、お願いします。 あれ?どうしたんですか~?なんで無視するんですか~?マーキシーマさーん! マキシマ「五月蝿いんだよ!俺は静かにしろっていいたいんだ!今度やったらM2型マキシマキャノンを ぶち込むぞ!」 いいから誰かコールして下さい。 クーラ「じゃあ私がやるよ!一回戦第四試合、真っ黒X真っ黒!」 K 「始まるぜ。」 骸「前回めんどくさがってやらないっていいませんでしたっけ?」 レザースーツの青年が気怠そうに呟く。 「めんどくせえ…なんだって俺がこんなトコに来なきゃなんねエんだ?」 それに対して明らかに普通ではない格好の大男が 「まあそう言うな、一種のデモンストレーションだ。」 と言い、続けて軍服に身を包んだ少女も 「そうそう、下手に私たちに手を出すとえらい目に遭うよ…って大々的に見せつけてやらなきゃ。」 とフォローする。しかし当の青年は 「うざってえ…」 と愚痴るのをやめない。そこへ大きな少女の声が割って入った。 「ねえねえK !この人凄いんだよ!セーラもおじさんも見てよこの人!」 栗色の髪のレザースーツを纏った少女が頭一つ分背の高いレザースーツの青年、K の手をつかんで言う。 サングラスをかけた顔からは一見これといった感情が見受けられないがよく見ると顔がほんの少し赤くなっていることがわかる。 「登録はウィップなんだからセーラは無し、お願い。」 軍服の少女ーウィップが訂正し、おじさんと呼ばれた大男が少し悲しそうに 「あのなあ、クーラ、俺のことはマキシマって言ってくれよ。頼むから、もう本当に30過ぎたからおじさんはくるモンがあるんだ。 で?そのガキは?」 「ああ、この人?この人は犬って言ってね、変身するの!」 クーラがK の腕をつかんだまま手をぶんぶんと振り回し、はしゃぐが、どこか連れてこられた犬という青年は所在なさげに呟く。 「オレ、どうすりゃいいんれすか?」 「あ、そうだそうだ!犬!あれやってよ!あの、サッとやってガオ~ッてなるヤツ!」 「なあ!?じゃあ、しょーがねえけど…じゃあ…そこのおっさんにかけて…これ!」 犬が歯の形をした何かを歯に重ねると犬の体が変化し、まるでゴリラのようになった。 「ね?凄いでしょ!?この人、変身するし…おじさんみたい!」 ごついマキシマとゴリラ風の犬、二人のシルエットがよく似ているのでクーラがはしゃいでいるがウィップは 「そうかしら?」 と首を捻り、マキシマは 「どこがだあ!全然似てねえだろうが!M2型ぶっ放してやろうか!」 と叫ぶがK に比べればマシである。K など右手から今にも炎を出しそうになっているのだ。 「テメエ…いっぺん焼いてやろうか…」 「ん゛あ゛あ゛っ!?無駄にこええ!分かったよ!ササッともう一つだけ使って消えるぜ!カンガルーチャンネル!」 脚力が上がった犬が大きく万里の長城の遙か彼方に飛んでいった。 「もう!何でいつもこうなのよ!」 クーラに叱られたK は 「す…すまん…」 と小さくなった。 一方の犬はと言うと 「あっれえ~…?骸さ~ん!かーきピー!バカフラーン!どこ~!?」 チーム黒曜のメンバーの彼は他のメンバーを探し始めた。数秒後、放送で呼びつけられた犬はそこへ行く途中で迷うのであった。 「で?あの犬とか言う野郎…対戦相手だって知ってたのか?」 「知らないよ。」 「そうか…」 クーラとK がボソボソと対戦相手をチラ見しながら話している。 その対戦相手も 「犬…どういうつもり…?」 「全く…手間がかかりますね…」 「らってしょーがないれしょ!?こんな広い上に人もいっぱいいるんれすもん!」 「犬ニーサン、つくづく落ち着きのない人ですねー」 『さあ、両チームいろいろ揉めていますがメンバー紹介に移りましょう!まずはK チーム!』 「あっ!K !始まったよ!」 「分かってる…」 『まずはサイボーグのあの方!ご存じ鋼のヒューマンウエポン!80%機械のモミアゲゴリラ!マキシマ選手!』 「M2型ぶち込むぞゴラァ!」 『続いて紹介するのは氷の美少女、クーラ・ダイアモンド!』 「やったあ!私ほめられちゃった!」 「良かったな。」 『次はストライカーのムチもといウィップ!』 「大佐かアンタは!」 『最後は先鋒にしてリーダー!Kを超える者!孤高の狼、K ッ!』 「俺一人で十分だ…」 「カッコイイよK !」 「そ、そうか?」 『続いてチーム黒曜!先鋒はダウナーなヨーヨー使い、柿元千種!』 「…‥」 「千種、何かコメントしなさい。」 「ハイ…がんばります…」 『次鋒、ワイルドビースト、城島犬!』 「ヒャッホー!」 『ストライカー、イタリア産青森リンゴ、フラン!』 「ミーはリンゴですかー?」 『リーダーは冥界からの使者、幻惑のパイナッ…幻惑のオッドアイ、六道骸!』 「犬、貴方のせいですよ。」 「へ?」 ドギャアアアッ! 「キャキョーン!」 『それではラウンド1!チクサ!バーサス!ケイダッシュ!READY…』 『FIGHT!』 「俺一人で十分だ…」 「すぐ壊す…」 千種がヨーヨーを取り出した、しかしその時にはK がすでに懐に滑り込んでいる。 「シャラアアアッ!」 「ぐ…」 蹴り飛ばされた千種に向けて右手を突き出し、K が全力で突撃をかける。 「ヒートドライブ!」 「がッ…」 圧倒的戦闘力を持ってしてK が千種を秒殺した。 「さあ、次はテメエだ…焼き殺してやるから覚悟しな…」 「何か怖いんれすけど!?」 「そりゃそうだ、怖く見えるように言ってんだからな…」 そう言いながらK はサングラスを犬に向けて投げつける。 「イテッ!あにすんれす…」 「終わりにしようぜ…オラオラオラアアアアアアアアッ!」 サングラスが当たって少したじろいだ犬に向けて恐ろしい程の気迫と右手の炎を乗せた連打が襲いかかる。 「じゃあな…ヒートドライブ!」 「んぎゃあああああああ!」 犬を思い切り吹き飛ばすがK はこの程度で済まさない。 よろめきながらも立ち上がった犬に向けて歩いて行き、すれ違ったところで止まる。 「黒だよ…」 「んあ?何か熱い…」 犬のモスグリーンのジャケットから少しずつ炎が漏れる。次の瞬間 「真っ黒ォ!」 大爆発。犬は声もなく気を失った。 「やりますね、あの犬がここまでさくっと…というか貴方から半端じゃない殺気を感じるのですが…」 「テメエら…戦って気付いたが俺らと同類だろ。」 「と、申しますと?」 「とぼけんじゃねえ、人体実験の被検体さんよォ、気付かねえとでも思ったか?俺と同じ臭いがするんだよ…」 ほう。と骸の目が細められる。右目が漢数字の刻まれた紅、左目が吸い込まれそうな青のオッドアイ。 その持ち主の青年が訝しむように尋ねる。 「では貴方もエストラーネオに?おかしいですね、僕の知る限り貴方のような人間はいませんでしたが…」 んだそりゃ?K はそう呟くと 「俺らを改造したのは3年前に世界を騒がせた組織さ。ネスツだよ、ネ・ス・ツ。分かるか?」 「ほう…エストラーネオ以外にもそんな腐った組織が存在するとは…腹が立ちますね。」 「だろう…?さて、ご託はもう良いだろう、かかってきな。」 「ええ、では最初から…」 骸はそう言うとイヤリングから藍色の炎を纏ったフクロウを呼び出した。 「本気で行きますよ!ムクロウ!形態変化!」 骸の握った三叉槍にフクロウが同化して錫杖のような武器になる。 「まずは幻覚抜きの格闘戦といきましょう。」 「こっちも炎は無しだ。」 骸の右目に刻まれた漢数字が四になり、右目に紫の炎を宿す。そして凄まじい速さでK に肉薄し、錫杖を振り下ろす。 右手のグローブでそれを受け流し、左のワンインチを放つ。 それを体を少しずらしてかわす。いなし、打ち込み、躱し、受け流し、叩き付け、蹴り上げ、突き、横に薙ぐ。数分間 の均衡を経て骸が少し距離をとった。 「では今度は幻覚有りでいきます。」 言うやすぐに錫杖を地面に突き刺し、暗闇に無数の一から六までの漢数字を刻んだ瞳が浮かぶ空間が形成された。 <幻覚を見せられると言うことは知覚のコントロール権を剥奪されたことを示す。> 「何ッ!?」 つまり…という声が響き、暗闇に六人の骸が現れる。 「「「「「「為す術もなく遊ばれるのみ…ですが、6対1で戦うだけに留めましょう、 ただし、本体は一人。貴方に見つけ出し、一撃で沈めることができますか?」」」」」」 そう言って躍りかかる骸。しかしK は表情を崩さずに左手に赤い指輪をはめて不敵な笑みを浮かべた。 「ああ、見つけられるワケねえ、だが、一掃なら出来る。ちょっと前に相手したヤツからの戦利品のお陰でな。」 そして右手にネスツに移植された草薙の炎を、左手に指輪から迸る紅蓮の炎を宿し、一気に地面に叩き付けた。 「「「「「「何ッ!?」」」」」」 六人の骸がまとめて吹き飛び、一人を残して消え失せる。 「やりますね…まさか僕に…」 そう言って残った骸が右手を目の前にかざす。 「このスキルを使わせるとは!」 手を下ろすと骸の右目には五の文字が浮かんでおり、体に黒い斑点が現れる。 「なッ!?…一撃だけだぜ」 「分かっていますよ。どのみち人間道は長時間の使用に向かない。一撃で終わらせましょう。」 そして二人が駆け出す。 ちょうど中間のあたりでぶつかり、二人が離れる。 「黒だよ…」 とK が呟き、骸が顔色を悪くしながら 「ふ…やりますね…僕が…」 と呟いた。 次の瞬間K の「真っ黒ォ!」の声と共に骸の胸元で爆発が起こった。そしてその一瞬後K の左肩から血が噴き出した。 しかし骸は倒れ、K は倒れなかった。 『勝者、K チーム!』 「いつつつつ…おい、マキシマ!何でもねえっつったろうが!」 左肩への処置を終えたK はそれでも心配そうになにくれと様子を聞くマキシマに向けて怒鳴り声を上げ、そして痛そうに 顔をしかめた。 「そら見ろ。お前は前から無茶しすぎるんだよ。傷口を焼いて止血して包帯巻いて…それで済むわけ無いだろうが!」 「何もしねえよかマシじゃねえか!フザケてんのか!?」 喧嘩し始める二人にクーラが 「まあまあ、落ち着いてよ二人とも!K も大ケガしなかったし、勝てたし良かったじゃん!」 わずかに頬を染めたK はバツが悪そうに首肯した。 (ああ、なるほど…協調性が上がった原因はこれか。) K がクーラに恋心を抱いているのを見抜いたマキシマは二人の兄貴分として見守ってやることに決めた。 ちょっとした出来心とにじファンの読み専常連だったところからいくつかカップリングさせてみました。 今回出たのはK Xクーラです。どうやら二人とも関係は良好なようですね。 幕間でも仲の良さを発揮してくれるはずです。台詞ないけどね。 それでは次回予告! ヴァリアーチームVS炎の一匹狼チーム! 一回戦第五試合 KOFの顔、八神庵、手のかかる連中と共に来る!ご期待下さい!では! スクアーロ「それじゃあ次回も死ぬ気で見ろお!見ねえと三枚におろすぞお!…って…ボオオオオオオス!っつーか 俺以外誰もいねえのかよ!」 ご愁傷様です。
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「成程…大体事情はわかった。買い物をしていたら、いつのまにかこの風都にいた、と」 翔太郎さんが僕にそう聞いてくる。 場所は鳴海探偵事務所。翔太郎さんとフィリップさんが二人で切り盛りしている探偵事務所だ。 「はい。突拍子もないとは思いますが、そうなんです。」 「それにしても、なぜ君は僕たちのことを知っているんだい?それも、ガイアメモリの力についてまで」 「えっとですね、お二人の変身する『仮面ライダーW』、 そしてそのシリーズである『仮面ライダーシリーズ』は僕らの世界では特撮ドラマなんです」 僕のその発言に、翔太郎さんとフィリップさんは驚愕する。 「俺たちの戦いが、テレビドラマぁ!?」 「なるほど、パラレルワールドがあるならばそんな世界があってもおかしくない……面白い。 ムラムラするねぇ」 フィリップさんも翔太郎さんも、本当にテレビ通りなんだ……見てるこっちが面白いよ。 「だったら、君はこれからどんなドーパントが出てくるのかという記憶も持っているのでは? だとすれば、捜査もなにも必要なくなるんだけどね」 「それはできないんです。今の僕は、その記憶を思い出すことができないみたいなので。 ですけど、その局面にあったら思い出せるみたいです」 まったく都合のいい記憶喪失みたいだなぁ。 「そういえば、君の持っているメモリは『メモリー』のメモリだと言っていたね。 一体、どんな能力があるのか教えてくれないかな?」 「もちろんですよ、フィリップさん。僕のメモリ、メモリーメモリは 限定的に地球の本棚の一部へアクセスし、情報を引き出す能力があります」 その説明で、彼はまた驚いたようだった。 「地球の本棚へ?……興味深い。ぜひ君のメモリを調べさせてくれ!大丈夫、絶対に壊さないから!」 その迫力に気おされながら僕が了承すると、 フィリップさんはスキップでもしかねない機嫌のよさで秘密の地下室へ入っていった。 「あ、おいフィリップ!?……ったく、しゃーねーな。 とにかく、お前行くあて無いんだろ?だったら、ここで働いてみる気は無いか?」 とんでもなく良い提案だった。魅力的なんだけど、大丈夫かな? 「え、いいんですか!?でも、ご迷惑なんじゃ……?」 「いいや、迷惑なんかじゃないぜ。むしろ、仮面ライダーメモリーだっけか? の力を貸してくれると俺たちも仕事がやりやすいからな」 「…成程、ギヴ&テイクってことですか。でしたら、こちらも協力は惜しみません。 存分に僕の力、使ってください」 そして、僕は鳴海探偵事務所の助手として、Wの世界で暮らすことになった。 …のはいいんだけど。 「こりゃあぁ!」 スッパァン!! 「痛てっ!」 「あいたッ!」 僕と翔太郎さんの後頭部になにかがいい音をたてて打ち付けられ、僕らは頭を抑える。 「亜樹子ォ!いいかげん人の頭をスリッパでブッ叩くのやめろ!」 「亜樹子さん……初対面の人にも容赦ないんですね」 そう、そこにいたのは鳴海探偵事務所(自称)所長の鳴海亜樹子さんだった。 「だまらっしゃい翔太郎くん!それとその人誰?なんで私の名前知ってるの?」 「初めまして。僕は星雄聡里。今日付けで翔太郎さんの助手になりました。 これからよろしくお願いします、鳴海亜樹子所長。」 「……翔太郎くん、どっからこんな有能な助手拾ってきたの?」 さらりと人を物みたいに言わないでください、亜樹子さん。 「そんなことよりいいかげん突っ込みを手加減しやがれ!」 「何よ、やるかこの~!」 「喧嘩はやめて下さいってば~!」 そんなこんなでどたばたしていると、事務所の入り口のドアが開いた。 「あの……」 そう声を掛けかけて、中で起きているドタバタを観て呆然とする女性。 「亜樹子ぉぉぉぉぉ!」 「いいかげんに……って、お客さん!」 こんな状況でも気づくとは亜樹子さん流石です。 「す、すみません、探偵事務所と間違えました!」 「「「ま、待って待って!」」」 そして、全員そろって唱和する。 「「「探偵事務所です!!」」」 「連続風車破壊事件?」 「はい、そうなんです」 依頼人の女性の名前は、風祭葵(かざまつりあおい)さん。 彼女は風都に無数にある風車を作ったり修理したりしている、 「風祭風工業(かざまつりふうこうぎょう)」の社長の娘さんである。 「最近、町で過剰発電で壊れる風車の数が激増しているんです」 「過剰発電?どういうこと?」 亜樹子さんは良く判っていないらしい。 「はい、説明しますね。元々あの風車は普通の風力発電装置を小型化したもので、 風都に吹き続ける風を利用して発電するものです。 ですが、あまりに強い風、それこそ超大型台風の風などが吹くと、 過剰電圧で配線が焼ききれたり風車そのものが壊れたりするんです。 最近それが一週間に数台のペースで壊れるといった具合で、明らかにおかしいんです」 「ほう、そいつは放っておけねぇな」 あ、翔太郎さんスイッチ入った。 「困っている女性を放っておくのはハードボイルドとは言えないからな。 それに、風都の象徴の風車を壊して回っている奴がいるとしたら、 そいつはこの風都を泣かせている。そんな奴は、この俺が放っておけねぇ。 この依頼、受けさせてもらう」 「ありがとうございます、左さん!」 「良いって事さ。俺たちの専門分野という気もするしな。それじゃ、何かわかったら連絡入れるぜ」 「はい、よろしくお願いします。では、また」 そう一言言い、風祭さんは帰っていった。 「連続風車破壊事件、かぁ……何でそんなことするんでしょう、翔太郎さん」 「わからねぇ。だが、 瞬間的に、かつ局所的にそんな台風も超えるような風を吹かせることは普通はまず不可能だな」 「ということは……ドーパント、ですか」 「そういうことになるな。うっし、まずは風車が破損したところに行ってみるか。資料は持ったな?」 「はい、翔太郎さん!あ、それとフィリップさんに一言声掛けて行きましょう。 たぶんまだメモリーメモリをいじってると思うので」 「そうだな、地下に入るか」 とまぁ、そんなこんなで地下室に入った僕らが目にしたものは、ぶっ倒れているフィリップさんだった。 「フィリップぅぅぅぅぅぅぅ!?」 「フィリップさぁぁぁぁぁん!?」 どうしてこうなった。 そして二人して介抱し、ようやく目を覚ましたフィリップさんは、 「……面白い!ゾクゾクしっぱなしだよ!!」 「「開口一番それかよ!!」」 こんな状態である。 しばらくして落ち着いたフィリップさんから僕らはメモリーメモリのことを教わった。 「聡里くん、君のメモリからアクセスできる本棚は、僕が入れる物とは独立していた。 そして、中の記憶も大半が封印されている状態みたいなんだ」 「え、そうなんですか?」 変身したときに違和感があると思った。そういうことなのか。 「だが本のタイトルくらいはわかった。でも、そのタイトルも意味がわからない単語ばかりなんだ。 これから言う言葉、あるいは名前に心当たりがあったら言ってくれないかな?」 「はい、どんな単語なんですか?」 「ああ。クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド。 それから、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド、オーズという単語なんだけどね」 「え、それって!」 むしろ心当たりしかないよ、これは。 「なんだ、一体何の記憶なんだ?」 「え~っと、ですね……僕や翔太郎さんとフィリップさん以外の、ライダーの名前です。 それも、結構最近のライダーですね」 「へぇ……興味深いね。だけど、僕もこのメモリのプロテクトは解除できなかったんだ。 だけど、まったく新しいメモリガジェットの設計図データが入っていた。 これから製作してみるよ。」 「本当ですか?なんでガジェットのデータが……?」 まぁ、考えていても始まらないか。って、何か忘れてるような……あー! 「翔太郎さん、依頼のこと!」 「おっといけねぇ、忘れてた!フィリップ、俺たちはこれから依頼された事件の捜査に行って来る。 メモリーメモリはもういいか?」 「ああ、翔太郎。メモリーメモリに僕側からリンクを作ったから、 これからは僕の本棚側からいつでもアクセスできるし、 メモリーメモリから僕の本棚が閲覧できるようになっているはずさ。メモリのほうは聡里くんに返すよ」 「便利なもんだな。じゃ、行くぞ聡里!」 「了解です、翔太郎さん!」 そして、僕たち二人は風都で捜査を開始した。 途中なんか見覚えのある人が魚屋さんで小指を魚の口に突っ込んでいたり、 木の上に自転車ごと引っかかっていた不幸な人を助けたりしつつ。 すべての風車が壊れた場所を見ていくと翔太郎さんが共通点を発見した。 「デートスポット、ですか?」 「ああ、ウォッチャマンやクイーンとエリザベスに聞いて判ったんだが、 風車が壊された場所の近くは有名なデートスポットがあってな、 風車が壊された関係で人を近づけないようにしたらしい」 「と、いうことはもしかして?」 「ああ、他人の恋愛を妬ましく思っている奴だな犯人は。 だが、あと一箇所壊されていない有名なデートスポット、それも特大のがある」 「それってまさか、『風都タワー』、ですか?」 「その通りだ、さすが助手だな。犯人は大体、週末や祝日に事件を起こしている。 ちょうど今日は金曜、風都タワーに張り込むぞ」 「わかりました。フィリップさんに連絡して、犯人がどこから行動を起こすのか検索してもらいましょう!」 と、言うわけで鳴海探偵事務所に戻ってくるとフィリップさんは嬉々として変わった形のノートパソコンと携帯を操作していた。 「フィリップ、検索だ……って、なんだそりゃ?」 「ああ、翔太郎に聡里くん。いいところに来たね。メモリガジェトが完成したよ」 「本当ですか!どこにあるんですか!?」 そう僕が聞くと、フィリップさんはおもむろに二本のギジメモリを取り出した。 そして、ノートパソコンと携帯にそのギジメモリを挿入した。 「紹介するよ。彼らが新しいメモリガジェット、『マンタレイライブラリ』と『ホークフォン』だ!」 [MANTAREY!][HAWK!] ガイアウィスパーが鳴り響くと、パソコンと携帯が変形してマンタと鷹になった。 「おお、コイツが新しいメモリガジェットか!」 「すごい!ありがとうございます!」 「さらに、マンタレイライブラリにはメモリーメモリからのデータ読み込みもできるようにしてある。 一応、キーワードがあれば検索もできるようになっているから、役に立つと思うよ。 どうかな、彼らは?」 さ「……」←感動で言葉すら出てこなくなっている 翔「……」←驚愕で固まっている 1分後 「あ~、フィリップ、検索だ。頼めるか?」 「もちろんさ。……さぁ、検索を始めよう。キーワードは?」 「キーワードは、『風都タワー』、『攻撃』、『隠れ場所』だ」 そのキーワードで、フィリップの検索結果がある程度絞られた。だが絞りきったほどではない。 「駄目だ翔太郎、絞り込みきれない。他にキーワードは?」 「あ、フィリップさん!キーワード追加、『風圧』!」 その一言で、フィリップの検索が一冊の本に絞り込まれた。 「ああ、検索完了だ!ナイスだよ聡里くん! 翔太郎、結果は風都タワーの裏側の廃工場だ。そこで張り込みしていれば、ドーパントが現れるはずだよ」 「ありがとよ、フィリップ。んじゃ、ちょっくら行って来るぜ」 僕と翔太郎さんは、メモリとドライバーを持ってその工場へ向かった。 そして時間は過ぎて翌日の深夜二時ごろ。丸一日張り込んでいたけれど犯人はまだ現れていない。 「翔太郎さ~ん、アンパンと牛乳買って来ましたよ~」 「助かった、これまでは買い込んでから見張りするしかなかったんでな」 「いえ、お安い御用ですよ……!来た!翔太郎さん、これ!」 僕はそう言って翔太郎さんにPCモードのマンタレイライブラリの画面を見せる。 そこにはホークフォンの暗視カメラから転送された映像が映っていて、 工場の入り口から入ってくる一人の冴えない男が写っていた。 「でかした聡里。気づかれないようにアイツに近づくぞ」 「アイ・アイ・サー」 闇にまぎれて動くのって小さいころからなんかワクワクするね。 ~犯人サイド~ 「くっそ、クリスマスなんかなくなっちまえ!デートなんかさせるかよ!」 暴言を吐く彼は冴えない容姿と陰気な性格のせいで、まったく女性に興味を持ってもらえなかった。 そして男は、クリスマスをブチ壊すというその考えに取り憑かれ、 禁断の力、ガイアメモリを手に入れてしまった。 そしてその男はスタートアップスイッチを押し、メモリを起動させる。 [AIR!] 「デートスポットなんて、壊れちまえばいいんだ!!」 そう吐き捨て変身しようとした瞬間、工場内に声が鳴り響いた。 「おおっと。そんなことさせると思うか?」 「思い通りにはさせませんよ!」 「!!」 ~聡里サイド~ ドーパントにセリフを投げつけながら登場する翔太郎さんと僕。 相手は露骨に悪意のこもった表情になり、ガイアメモリを握り締める。 「うるせぇ、人が仕事するしかない日に横でイチャイチャされる方の身にもなれってんだ!邪魔すんな!」 そしてその男は、自分のひじにある生体コネクタにガイアメモリを挿入し、 ドーパントへ変身してしまった。 「うわぁ、ドーピングしちゃったよ」 「しゃあねぇな。フィリップ、聡里!こっちも行くぞ!」[JOKER!] 「もちろんさ、相棒」[CYCLONE!] 「わかってますよ、翔太郎さん!」[MEMORY!] 「「変身!」」 [CYCLONE! JOKER!] 「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」 「変っ身!」 [MEMORY!] 「貴方の記憶、見せてもらいます!」 『翔太郎、あのドーパントは『エア・ドーパント』。空気を操る力を持っていて、 かまいたちを飛ばして攻撃するらしい』 「だったら、このメモリだ!」 そう言い、翔太郎さんは左側、ボディサイドのメモリを変更する。 [TRIGGER!] [CYCLONE! TRIGGER!] 「サイクロントリガー……だったら僕も!」 そう言いつつ、僕はメモリーメモリをベルトから抜き、ウェポンスロットに装填する。 すると左胸の位置にメモリーの装甲と同じ色のトリガーマグナム、メモリーマグナムが現れる。 「行くぜ、空気野朗!」 「空気って言うんじゃねぇ!」 そんなことを言いつつ、ドーパントはかまいたちをWに向かって飛ばす。 だが、Wはやすやすとかわして風の弾丸を敵に撃ち込む。 「てめぇ、いいかげんにしやがれ!」 「僕も忘れてもらっちゃ困りますよ!」 ドーパントに言い返しつつ、僕もメモリーマグナムで敵を射撃する。 「ぐあああああ!?……なーんてな」 「『「何!?」』」 その瞬間、まるで砲撃のようにものすごい風圧がWとメモリーに襲い掛かる! 「『「あぁぁぁぁぁッ!?」』」 その攻撃で、Wとメモリーは工場の壁を突き破り外へ放り出される。 「今の攻撃、なんだってんだ!?」 『あの攻撃は風……もしかして』 「ええ、フィリップさん。おそらく空気を圧縮してから一方向へ一気に開放したんでしょう。 となると、直撃すればけっこうヤバいですよ」 そんな感じで、僕らはドーパントの攻撃を回避しながら話し合っていた。 「……翔太郎さん、フィリップさん。一つ思いついた打開策があるんですけど」 そう言って、僕は翔太郎さんとフィリップさんに作戦を伝える。 「どういうことだ?」 『ああ……なるほどね』 「ってわけで、協力お願いします!行きますよ、ボス!」 「ボスっておい……まあいいか。作戦は良く判らねぇがやるぞ、フィリップ!」 『もちろんだとも、翔太郎』 そして、Wは『ハードボイルダー』、僕はバイクが無いのでハードボイルダーの後ろに立って メモリーマグナムで牽制射撃をする。 「てめぇらチョコマカ逃げ回ってンじゃねェェェェェェェェ!」 ドーパントは風を背中側から噴出しバイクに匹敵する速度で追いすがってくる! まぁ、追って来てくれないと、作戦自体成立しなくなるんだけど…… そして半時間かけて、ドーパントを狙い通りの場所、港まで連れて来た。 「や、やっとたどり着いたぜ……」 『途中、竜巻で上空に打ち上げられたときはどうなるかと思ったよ……』 「で、でも目的地には着きました!後は……!」 「おう!コイツで決めるぜ!」 [JOKER!] [CYCLONE! JOKER!] そしてサイクロンジョーカーに変身したWは、 サイクロンサイドの能力で竜巻を巻き起こしドーパントの攻撃を吸収・無効化する。 「なんだと!?俺の砲撃を取り込んでやがるのか!」 「当たり前だ!お前なんかの風が相棒の疾風(サイクロン)に敵うか!」 『まぁ、当然の結果だね』 そしてWは、その風を纏った右腕でエア・ドーパントを上空へ殴り上げる! 「がはっ!?だが俺はこんな攻撃では……」 「誰がそれだけって言いましたか!」 [MEMORY!] 「メモリーシャフト!いっきまぁす!即興技、ライダーバッティング!」 「ぐぁぁぁぁぁ!?」 僕は打ち上げられたドーパントをメモリーシャフトでバッティングするように打ち、海の中に叩き込んだ。 「くっそ、あいつら!砲撃してや……ッチ!、空気がねぇ!」 そう、僕がWに伝えた作戦とは、『ドーパントを水中へ沈める』というものだった。 メモリーの力を使ってドーパントの能力を検索した結果、 エア・ドーパントの能力が『接触している気体を操る』という物だったから、 『気体に接触しない状況』を作り出せば良いと思い、 この作戦を考えついて翔太郎さんとフィリップさんに教えたんだ。 「翔太郎さん、フィリップさん!仕上げ行きますよ!」 「『ああ!』」 そして二人揃ってメモリを取り出し、マキシマムスロットへ挿入する。 [JOKER! MAXIMUMDRIVE!!] [MEMORY! MAXIMUMDRIVE!!] 「まずは……その場に縫いとめる!」 そう叫び、メモリーシャフトをドーパントへ投げつけ、突き刺してその場に足止めする。 「ガァァァァッ!?動けねぇ!!」 「メモリー!同時に決めるぞ!!」 「了解です、翔太郎さん!」 「『「はぁぁぁぁぁっ……!!」』」 気合を込め、僕ら二人は上に飛び上がる。そして、メモリブレイク! 「『ジョーカーエクストリーム!!』」 「メモリークラッシャー!!」 Wが左右に分離しキックを叩き込み、 僕はドーパントに突き立てたメモリーシャフトを相手に突きこむように上から踏みつける! 「貴方の罪、記憶しました」 「ぐぁぁぁぁぁぁああああああッ!!」 断末魔の叫びと共にエア・ドーパントは爆発し、メモリが排出され砕け散った。 [事件記録] [ドーパントに変身していた男はすぐに警察に引き渡しました。] [お約束の刃野刑事さんの他に、] [どっかで見たような不器用な警察の人が来て犯人を連行していったけど、なんだったんでしょうね?] [それはそれとして。女の人に気づいてもらえない程度の事でドーパントなんて、アブない人でした。] [まぁ、なんでも、いいですけど。] [翔太郎さんは、どうやら風祭さんにいいところを見せたかったみたいですね。] [でも、婚約しているとわかってすごい落ち込んでました。さすがハーフボイルド。] [そして、明らかになったガイアメモリ販売員の特徴。] [赤いシミのあるスカーフの男、だそうです。一体どういう人物なんでしょう。] [それはともかく、これからも、僕は翔太郎さんたちに協力させてもらうことにしましょう。] 「……こんなものでいいかな。ありがと、マンタレイ」 僕は、マンタレイライブラリに事件の記録を入力するのを終えて、 自分で淹れた紅茶(砂糖少な目のミルクティー)を静かに飲む……つもりだったんだけど。 「亜樹子ぉぉぉぉぉぉ!」 「ぶっふぅ!」 思わず吹いちゃった。何事かと思って見に行くと、そこでは。 「俺のプリン返せ~!」 「もう食べちゃったも~ん♪」 「じゃあ弁償しやがれぇぇぇ!」 と、喧嘩している探偵(二十四歳)と女性(二十歳)。誰かは言わずもがなでしょう。 「翔太郎さん、亜樹子さん……」 「え、聡里くん……?」 「ちょ、おい落ち着け!」 ハリセンを構える僕に対し、あっけにとられている亜樹子さんとオドオドしだす翔太郎さん。 「僕は本来、あんまり手は上げないんですけどね……?」 「「ひいっ!?」」 「いい大人が……なにやってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ぎゃあああああ!」「きゃあああああ!」 スッパァァァァァァァァァァァァァン!! その日、これまでで最高のヒット音が鳴海探偵事務所には鳴り響き、 後には探偵と所長の屍(生きてます)が転がっていた。 「いっぺん、天国を味わって来て下さい!」 続く! 目次へ
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前回僕が女に、美夜子ちゃんがねこみみ付きにされてから、 ボクらは慌てて事務所へ戻りました。 最初ボクらを見て、 美夜子ちゃんが依頼人を連れてきたと思った翔太郎さんに口説かれそうになったけど、 まあその、どうにかツッコミでボクだと判断してもらったらしく誤解は解けました。 「……で。どうしてこうなった」 翔太郎さん投げやりだなぁ……。 亜樹子所長は美夜子ちゃんにねこじゃらし突き出して遊んでるし。 「ほ~ら美夜子ちゃぁ~ん♪うりうり~♪」 「む、所長さんやめてください。と美夜子は聡里さんのところへ避難します」 美夜子ちゃんはそう言って僕のひざの上に乗ってくる。 「おっと。はいはい、美夜子ちゃん落ち着いて」 「ん、聡里さん……ごろごろごろ」 頭を撫でてあげるとごろごろ喉を鳴らして目を瞑りくつろぐ美夜子ちゃん。 本当に猫みたいだな……体に意識が引っ張られてない? 「えっと、かくかくしかじかで……」 「まるまるうまうまなわけか」 端折り方が適当なのはお目こぼし下さい。 まあそんな感じで説明を終えた後、僕は少々ブルーになっていた。 「それにしても、ボクが、女になるなんて……人生なにがあるか判らないな」 「いや、今更それを言うの聡里くん!?」 亜樹子所長にツッコミを入れられた。 まあ、最近忘れがちだけど異世界に来ちゃったんだし、たしかに今更な気もするけど。 「まぁ、ねぇ……それにしても、どうやってあのドーパントを探しましょうか。 さすがにさっきのガサ入れで相手も警戒してるでしょうし」 「ガサ入れってお前な……だが、聡里のおかげでどうにかなりそうだ」 翔太郎さんに言われたけど、僕何かしたっけ? 「ま、あのドーパントのいた所を調べれば手がかりの一つも見つかるだろ。 んじゃ、行って来るぜ。お前らは今日はゆっくりしとけ。 仮にもドーパントの攻撃でそうなったからには、何があるかわかんねぇからな」 翔太郎さんはそう言ってドーパントのいたマンションの一室へと向かっていった。 「……ってことなんだけど、美夜子ちゃん、どうする?」 ボクが言うけど、美夜子ちゃんはこっちに頬ずりをしてきた。 「聡里さん、このまま一緒に居てください。と美夜子は頬ずりしつつ懐きます♪」 わーやばい、かわいい。そんな煩悩を吹き飛ばすべく、僕は美夜子ちゃんを撫でる。 「にゃあ、ごろごろごろごろ……」 「かぁ~わぁ~いぃ~いぃ~!!」 もっとかわいくしただけでした!えーい、御坂美夜子、惚れ! と、いうわけで今日のボクらは戦闘要員じゃないようです。 というかフィリップさんが言うには、Wには影響が与えられないんだとか。 なんでも、Wは『二人で一人のライダー』なので、フィリップさんが検索してわかった 『チェンジメモリは一度に一つの対象しか変化させられない』 という制約にひっかかるんだとか。 というわけで、ボクらは今回は事務所で待機です。 なんだけど。 正直、この状況で事務所にいるのもかなり大変だというのに気づいたのは、 翌日でしたが……。 ~翌日~ 「ん、あふぅ……朝か」 翔太郎さんは早速捜査に出かけているようです。 で、今事務所にいるのはボクと美夜子ちゃん、フィリップさん。 ボクはたまの休みにのんびりしていようと思ったんだけど…… 「で、美夜子ちゃん。これは?」 ボクの横で、パジャマの上半身だけを着て(!)寝転んでいるねこみみ美夜子ちゃん。 「聡里さん、美夜子の相手をしてください。 と美夜子は上目遣いに聡里さんの前で尻尾を揺らします」 尻尾まで生えてたのね……というか! 「まず服を着なさい っていうか本気でネコになる気か美夜子ちゃんボクはタチじゃないぞ!」 一息で言い切った。 百合百合しい会話になりましたがスルー願います。いやボクは(元)男だけどね!? 「にゃあ、じゃあ私から先制攻撃を。と美夜子は聡里さんに飛び掛ります!」 「わぁぁぁぁっ!!」 文字通り猫のようにしなやかにボクに飛び掛る美夜子ちゃん。 つーか作者さん自重して!? 作者『悪い、それ無理。むしろお前ら早くくっつけ』 「どういう意味だぁぁぁぁっ!?」 「聡里さ~ん。と美夜子は猫なで声で聡里さんのパジャマを脱がせます♪」 「や、やめて美夜子ちゃ、きゃあっ!」 うっわ~ボクもこんな声が出せるんだな~女になっちゃうと。 ……じゃなくて!! 「いい加減に、しろぉぉぉぉぉっ!!」 「にゃあぁ~~!?」 ボクが突き飛ばすと美夜子ちゃんはひっくり返ってしまい、 「にゃんの!」 「うわっ!?」 そのまま襟を引っ張られて美夜子ちゃんの上に覆いかぶさる形になった。 その時間が悪く亜樹子所長が来て…… 「あ~聡里くん? せめてそれは同性同士じゃなくって異性だったときにすればどうかな?」 「Σ(0w0;) ショチョー!? アンタナニイテンダイッタイ!?」←聡里です 「優しく、してくださいね?と美夜子は聡里さんを抱き寄せます」 「(;∴A∴)<絶望がボクのゴールだ……ッ!?」←聡里です 小一時間後、とりあえず美夜子ちゃんを(ハリセンで)眠らせてから着替えて、 所長と美夜子ちゃんをまとめて説教したのは言うまでもありません。 「まったく、貴女たちは時々とんでもないことやらかすね…… ほら美夜子ちゃん、服を着る!」 「む~、はい。と美夜子は嫌々ながら服を着ます」 と美夜子ちゃんは常盤台中学の制服を着る。ああ、そういえば。 「美夜子ちゃん。買い物に行こう!服を買ってあげる約束を忘れてた! ボクも多少は服装考えたし、美夜子ちゃんの耳も帽子かぶればどうにかなるし」 ボクがそういうと、怒られてへこんでいた美夜子ちゃんがぱっと表情を明るくした。 「そういうことなら、行きましょう聡里さん! と美夜子は聡里さんの腕にしがみつきます♪」 やば、やっぱかわいい。 「あ、だったらフィリップくんは私が止めることになるんだ」 「え、所長、フィリップさんがまた検索でも始めたんですか……?」 ボクの質問、声震えて無かったかな。 なんか凄く嫌な予感がする……。 「うん。私と一緒に二人がいちゃいちゃしてるのを見た後、 『これが[百合]という文化か……ゾクゾクするねぇ。早速検索だ!』 とかいって、検索始めちゃったんだけど」 「フィィィィリップさぁぁぁぁぁん!?」 (当たって欲しくない)予感的中。 これでフィリップさんが道を踏み外さないといいけど。 「はぁ……もうどうにでもなれ。じゃ美夜子ちゃん、行こうか」 「はい、聡里さん! と美夜子は聡里さんの手を引いて行きたいお店に向かって歩き出します♪」 「ちょ、あんまり引っ張らないでよ!今のボクは非力なんだからぁ……」 それを見ていた亜樹子、お茶を飲みつつぽつりと一言。 「相思相愛っていいわねぇ……」ずず…… 天然なお母さん的ポジションを手に入れた亜樹子であった。 ~三十分後・美夜子の目的地にて~ 「ここです。と美夜子は聡里さんにお店を指し示します」 そういって美夜子ちゃんが止まったのは、ウィンドスケール社が経営する、 女性向け総合ファッションセンターだった。 「ウィンドスケール社かぁ……そういえば、いろいろアクセサリーも作ってるんだっけ。 翔太郎さんたちの服もここのメンズファッションだったっけ」 と考えつつ、美夜子ちゃんに引っ張られる形で店内に入っていた。 「聡里さん、これを着てみて下さい。と美夜子は服を突きつけます!」 「いや、あの……ミヤコサン?ナズェソノフクナンディス?」 渡されたその服はメイド服だった。 他にもかなりマニアックな服をキープしているあたり、少々危機感を感じる。 「前に、二人に買ってもらった服でかわいかったので。 と美夜子は風都を案内してくれた二人を思い出します」 クイーンにエリザベス、美夜子ちゃんになんてもの与えてるの!! というかこの子をどういう風にする気だったんだ!? あとなんでそんなもの置いてるのウィンドスケール…… 「いや、ボクはもうちょっと落ち着いた系のほうがいいと思うんだけど。 さすがにその、Vネックのワンピースはやめて。胸元まで来てるから、ネック」 そんなこんなで、ボクはとりあえずジーンズに横縞の長袖Tシャツ、 その上から黒のベロアジャケット、というスタイルに落ち着いた。 手首のグリーンクリスタルのブレスレットがアクセント。 服は男に戻っても着られるように少しだけ大きめにしてある。もったいないし。 ……というか美夜子ちゃんの服選びに来たんだったよね!? と、いうわけで次は美夜子ちゃんの私服選び。 「美夜子の服は聡里さんが選んで下さいね」 と言われ、僕は少々悩みながら店内を歩き回った。 ……ヤバい、やっぱり思いつかない。というわけで仕方ないのかなんなのか、 ロシアにいた妹達の一人の服を参考にしてみた。 「この服ですか?と美夜子はくるりと一回転します」 「いいんじゃないかな。僕にはファッションは良く判らないんだけど」 下はボクと同じくジーンズ(発想力貧困な作者のせいです)。 上はシャツの上にライトブラウンのセーター、 さらにその上にあずき色の、これまたボクと同じベロアジャケット。 白いもこもこの帽子は、耳を隠すためでもあったりする。 それで買ってお店を出ようとした僕らだけど、 会計の時に一つ、アクセサリーが目に入った。 「あ、そうだ。これも買います!」 と、ボクはそれを買って、美夜子ちゃんにあげる。 「ほら、これ。あげるよ」 そういってボクが差し出したのは、 クリスタルグリーンと黄色の二つのハートが組み合わさった形のペンダント。 「これは?と美夜子はペンダントを見つつ考えます」 「その、ね。似合いそうだったからさ。プレゼントだよ。ボクもおそろいのを買ったし」 ボクがそう言いつつ同じペンダントを見せると、 少し顔を赤らめてつつ美夜子ちゃんは、そのペンダントを付け聞いてきた。 「似合いますか?と美夜子は聡里さんに聞いてみます」 「勿論。気に入ってくれたみたいで良かったよ。それじゃ、これからどうしようか?」 美夜子ちゃんに聞くと、今日はのんびりしたいみたいだ。 彼女もいろいろあったし、今日は風都の観光名所でも巡ってみようかと言う話になった。 注・ここから怒涛の場所紹介になります。 興味ない方はしばらく飛ばしていただけるといいかと ~風都博物館~ 「ここはこの風都で凄い発言力を持った富豪一家の家長、 『園咲 琉兵衛』さんが館長をしている博物館で、いろんなものが展示されてるんだ。 恐竜の化石とか、地上絵の模型とかね」 ~風都署~ 「ここが風都の警察署、風都署。ドーパント絡みの事件に対応するために、 『超常犯罪捜査課』っていう部署があるんだってさ。 翔太郎さんの知り合いの刑事さんたちも働いてるよ。 それと、最近新しいライダーシステムも開発してるんだって。 何システムだったかな、えーっと……まあいいや」 ~風麺~ 「この屋台のラーメンは凄く美味しいんだ。他に隠しメニューもあるとか」 「こ、これはすごい。と美夜子は巨大ななるとに圧倒されてしまいます」 ~FM WIND WAVE~ 「ここは風都のFMラジオ局。 この前捜査ではがきを読んでもらった『園咲 若菜』さんが ここでパーソナリティをしてるんだ。 その番組『園咲若菜の「ヒーリングプリンセス」』はかなりの高視聴率らしいよ」 ~天道屋~ 「ここ、『天道屋』。ボクがバイトしてるおでん屋さんだよ。 ここの店主の天道さんの腕が超一流で、最近の風都の隠れ人気料理になってるんだ。 天道さん、こんにちは。」 「聡里か。今日はお前は休みじゃなかったか?……ん、そっちの女は?」 「彼女は御坂美夜子ちゃんです。うちの事務所の新しい助手です」 「はじめまして。と美夜子は挨拶しつつお辞儀をします」 ~風都マーケット~ 「ここはいろんな食材を皆が持ち寄って安く売ってるスーパーなんだ。 いつもお世話になってるよ。 ……あ、翔一さん。今日のおすすめの魚と野菜はなんですか?」 「ああ、聡里くん! 今日の鰤は新鮮だよ~。 それと野菜なら、うちで作ったトマトいるかい?」 「あ、じゃあ両方買いますね」 「(というか聡里さんが女になっていることは突っ込まないのでしょうか? と美夜子は疑問を抱きます)」 ~OREジャーナル~ 「ここの新聞はいろんな情報が早くって助かるんだ。事務所でも一部とってるし。 でも、時々変なコラムが載ってたりするんだ。アレなんなんだろう」 ~西洋洗濯舗 菊池~ 「ここのクリーニング屋さん、 ボクらは良く服をとんでもない汚しかたしたりするから着てるんだ。 この前のおとり作戦で使った服(血糊付き)を持っていったら、 さすがにビックリされたけどね」 「当たり前です。 と美夜子はその事件の事を聞いてみたい衝動をおさえつつ突っ込みます」 ~甘味処 たちばな~ 「ボクがお世話になった人がここを進めてくれたんだけど……あ、日高さん!」 「よ、青年!元気にやってるか?」 「はい、日高さんは最近どうですか?」 「もちろん万事順調さ。なんたって……鍛えてますから!」シュッ 「(ここでも普通に受け入れられていますね。 と美夜子は自分がおかしいのかと真剣に悩み始めます)」 ~多国籍料理店 クスクシエ~ 「このお店は季節とかによっていろいろなフェアをやってるんだよ。 ボクもここでいつか働いてみようかな……千世子さーん、お邪魔しまーす!」 「は~い!あら、あなたは?」 「あ、ボク今女の子なんだっけ。聡里ですよ。よく翔一さんの野菜を配達に来る」 「聡里くん!?こんなにかわいらしくなっちゃって……ってきゃあ!」 「あぁっとっと、御免なさい千世子さん!」 「映司さんもお元気そうで何よりです。」 「えっと、君は……「かくかくしかじか」ああ、聡里くんか!でも、何で女の子に?」 「それは、その……できれば聞かないでください」 ~風都都立・天の川高校~ 「で、ここが風都でもかなり自由な校風で人気の『アマコー』だよ。 なんでも、最近凄い癖のある転校生が来たらしいよ」 ~風都タワー~ 「最後はここ、風都タワー。 ボクが翔太郎さんたちに協力し始めて最初の依頼で守った風都のシンボルだよ。 それと、この風都タワーには都市伝説があってね。 毎年夏に花火大会があるんだけど、 そこでふうとくんと記念撮影をしたカップルは結ばれるんだって。 つまり縁結びの都市伝説だよ」 「え、縁結び……と美夜子は聡里さんとの事を考え少々にやけてしまいます」 「うおーい美夜子ちゃん、漏電してるってば!!」 HKT(ハイパー観光タイム)終了。飛ばしてきた方お疲れ様でした。 で、僕ら二人は風都タワーが良く見える高台のベンチに座って、おしゃべりをする。 「もう夕方になっちゃったけど、とりあえず風都はこんな感じかな。 美夜子ちゃん、風都の感じは判った?」 僕が聞くと、頷いてにこりとする美夜子ちゃん。 「はい。とても面白い街で、退屈しなさそうです。 と美夜子は聡里さんにもたれかかってみます」 と、ボクにもたれかかってくる美夜子ちゃん。 「疲れた?それじゃ、帰ろうか」 ボクが手を差し出すと、 「はい。と美夜子は聡里さんと、手を繋ぎます」 彼女も手を差し出し、ボクらは手を繋いで帰り始めた。 ~風都ホテル前~ ボクらが事務所に帰ろうと風都を歩いていると、 いきなり轟音が鳴り響いて路地から人影が飛び出してきた! 「もう、なんなんだよせっかくの……ってダブル!? 翔太郎さん、大丈夫ですか!?」 「ああ、こんくらいなら大丈夫だ、と言いたいとこだがさすがにちょいとキツいな」 『すまない聡里くん。すぐに片付ける予定だったんだけど、意外に厳しくてね』 ダブルは、周囲の物を変化させて攻撃してくるのでなかなか手ごわいらしかった。 「まったく、せっかくいい空気だったのに、邪魔した罪は重いですよ?」 ボクがそういい、ドーパントとダブルの間に立った。 「あぁ、アンタ女にしてやったあのボウヤかい!再戦ってこと? いいよ、やってやろうじゃないの!アンタにアタシの能力が効くのは実証済みだしね!」 そういい、いきなり光線を撃ってきた。 その光線を、ボクは実体化させたメモリーブレードでぶった切る(・・・・・)! 「いいですか、ドーパントさん……」 「な、なんなのさアンタ。光線を生身で斬るとか、ありえないでしょうが!」 ボクのとった行動に戦々恐々としているらしいドーパントにボクは一言。 「いい加減人を弄ぶのをやめろってんでしょーがこのマッドドクター!!」 [Memory!] ボクはそのままドーパントへ向けて走りながら変身し、拳を握る。 「く、来んな! 来ないでぇぇぇ!」 「さぁ、天国を……味わえってんだよッ!!」 [Memory! Maximum-Drive!!] ボクはその怒りを乗せ、ドーパントにアッパーを放つ。 「喰らえ!怒りのメモリーアッパー!!」 「いやぁぁぁぁぁっ!!」 [Memorise! Change!!] なにやらメモリーメモリから電子音が鳴り響いたけど、スルーした。 そしてボクのアッパーで吹き飛んだドーパントはメモリブレイクされ、メモリが排出。 使用者の女医は捕まり、風都署へ連行された。 余談だけど、彼女が目を覚まして第一声が『緑色の魔王がっ!』だそうで。 まったく失礼な。 [とこんなわけで『風都連続変換事件』は幕を下ろしました。] [その後、僕が変身を解くとどうにか男に戻れていて、] [美夜子ちゃんもねこみみと尻尾はなくなり、元に戻っていました。] [でも少々猫っぽいところが残っちゃったみたいですけどね。] [なんでも犯人の女医は無免許で、] [それでも手術がしたいからあんなメモリに手を出したみたいです。] [自分で身につけた技術じゃないと、しっかりできているのかもわからないのに。] [それはそれとして、] [今日は美夜子ちゃんが『ミサカネットワーク』に接続できるそうです。] [当麻くんたちの様子も知りたいし、] [美夜子ちゃん自身の無事も知らせてあげたいですしね。] [どうやら夜中みたいなので、結果は翌日まで待ちましょう。] [それでは、おやすみなさい。] ~ミサカネットワーク~ 「お久しぶりです、ミサカ10385号。とミサカ10032号はネットワーク接続を歓迎します」 「ひさしぶり!ってミサカはミサカは10385号に呼びかけてみる!」 「お久しぶりです、10032号、最終信号(ラストオーダー)。 と発言しつつミサカ10385号はそちらの現状を確認します」 「上条当麻と『お姉様(オリジナル)』は問題ありません。 とミサカ10032号は返答します」 「こっちもあんまり変化ないかも、 ってミサカはミサカはいつまでたっても子供扱いしてくるあの人に憤慨してみたり!」 「そちらはどうなのですか? とミサカ10032号は10385号の恋愛に野次馬根性を発揮してみます」 「私も知りたいかも! ってミサカはミサカはあのヒーローさんのことを思い出しながら聞いてみる!」 「あの人達も元気ですよ、 とミサカ10385号は自分の身に起きたことを憂いつつ報告します」 「何が起きたのですか?とミサカ10032号は疑問を投げかけます」 「何でもありません、とミサカ10385号は情報の開示を拒否します!」 「これは面白そう!ってミサカはミサカは強制的にミサカ10385号にアクセスしてみる!」 「やめてください!みさささかかかかkkkkkk...」 「ほほう、そのヒーローさんが女になって、ミサカ10385号は猫の耳と尾が付いたと。 とミサカ10032号はその光景を確認して微笑ましく思います」 「かわい~!ってミサカはミサカは猫さんの耳が自分にも欲しいって思ったり!」 「あなたの場合は一方通行から今度は愛玩動物扱いされますよ。 とミサカ10385号は少々悔しがりながら一応の制止をしておきます」 「聡里さんとの事、頑張って下さい。 とミサカ10032号はミサカ10385号を応援しておきます」 「こっちは心配しないでね! ってミサカはミサカはネットワークの総意を伝えてみたり!」 「ありがとうございます。そろそろ限界のようなので、またいずれ。 とミサカ10385号は久々のネットワーク会話の余韻を楽しみつつ回線を切断します」 世界を超えても、『妹達』の絆は強い。 続く。 目次へ
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ここでは『記憶のライダー』のオリジナル設定を書いていきます。 [オリジナルライダー] 仮面ライダーメモリー 『記憶』の記憶を持った特殊なガイアメモリを使い変身するライダー。 変身に使う『ロストドライバーM』はロストドライバーによく似ているが、 ベルトにはマキシマムスロットの他に「ウェポンスロット」と「チェンジスロット」、 「アビリティスロット」の三つと、「メモリイジェクター」という メモリ射出口がある。 特殊能力 ライダーチェンジ 別のライダーへの変身能力。 メモリーのドライバーにはスロットが数個追加されており、 それぞれがマキシマムスロットのような形をしている。 そのスロットのうち一つは『メモリイジェクター』というシステムで、 変身者のコールと意思に反応しライダーのメモリを生成、射出するもの。 そしてそのメモリを使用して変身することで、そのライダーに変身できる。 しかし、そのライダーの力を受け取らなければ変身できない 使用武器 メモリーブレード、メモリーシャフト、メモリーマグナム メモリーブレードはエンジンブレードの記憶を元に構築されていて、ほぼ同等の機能を持つ。 しかし、使用するメモリはメモリーのメモリをそのまま使用するため、 ギジメモリでは出せない高出力の攻撃が可能。 メモリーシャフト・メモリーマグナムも色がグリーンクリスタルに変更されているだけで、 概ねメタルシャフト・トリガーマグナムと同じ。 必殺技 メモリーデリーター メモリーメモリのエネルギーをメモリーブレードの刃に纏わせ、 敵を斬り付けた瞬間に敵に流し込み敵のメモリをオーバーロードさせ、 暴走の暇すら与えずメモリを自己崩壊させる技。 メモリークラッシャー メモリのエネルギーを込めたメモリーシャフトをドーパントに突き立て、 そのシャフトを上から踏みつけ敵に押し込む技。 元ネタは、ウラタロスの「デンライダーキック」。 メモリーデバッガー メモリーマグナムにメモリーメモリをスロットしてマキシマムモードに変形させ、 メモリの『記憶』の中から敵に対してもっとも有効なエネルギーを銃弾に込め打ち出す技。 (例:グロンギならクウガの力、アンデッドなら封印カード) メモリーアッパ- 武器を使わない、拳での(即興)マキシマムドライブ。 メモリーメモリのマキシマムエネルギーと、聡里の怒りを乗せて放つアッパー。 変身者 星雄 聡里:ほしお さとり 18歳 ビジュアルイメージ:フィニアン(黒執事)が黒髪になった感じ イメージCV:梶裕貴 バイクの免許を取り立ての大学一年生(ちなみに大型二輪)。 だからライダーと名乗って問題なし(そんな理由かい!by聡里)。 外見は『黒執事』のフィニアンを黒髪にした感じ。 性格は子供っぽく、ボケとツッコミ双方こなす。 しかしツッコミの方向性がときどきおかしい。 第一級フラグ建築士(無自覚)。 ロストドライバーを買いにデパートに行き、 購入できたところで謎の現象に巻き込まれ、風都へと移動してしまった。 変身するライダーは仮面ライダーメモリー。 戦う理由はまだ見つかっていないが、左たちの事務所に転がり込む羽目になる。 しかし、美夜子が風都に来てから徐々に美夜子に惹かれていく。 [メモリガジェット] マンタレイライブラリ マンタ⇔PCで変形するメモリガジェット。 ギジメモリは「マンタレイ(MANTAREY)」。 メモリーメモリからデータを呼び出し、表示することが可能。 メモリーメモリの索引機能を担っている。 ホークフォン 鷹⇔携帯に変形するメモリガジェット。 ギジメモリは「ホーク(HAWK)」。 スタッグフォンと同じようにメモリーの武器やWの武器にドッキングも可能。 [メカ] マシンメモリーボイルダー 基本ハードボイルダーがグリーンクリスタルカラーになったもの。 ハードボイルダーの換装ユニットと規格が共通で、 タービュラ・スプラッシャー・スタートダッシュユニットや ガンナーAもそのまま使える。 またメモリスロットが付いており、ライダーメモリを使って 特殊機能を発動したりできる。 ダイザーM 見た感じはまんまパワーダイザー。 しかし、コクピットブロック部分の内部に メモリーボイルダーの前部を格納できる。 その状態から変形する『ダイザーモード』と、 タワーモードの応用の『カタパルトモード』、 六輪車両型の『ビークルモード』、 そしてブースターとしてボイルダーシリーズ後部に接続する 『ブースターモード』の四形態がある。 メモリーボイルダー無しの状態でも使用可能。 通常時はガレージのリボルギャリー内部へ格納されている。 ……というかフィリップの研究材料になっている。 [オリジナル登場人物] 御坂 美夜子:みさか みやこ 年齢:実年齢0歳、外見年齢14歳 ビジュアルイメージ:まんまミサカシスターズ イメージCV:ささきのぞみ 「とある魔術の禁書目録(インデックス)」の登場キャラ、御坂美琴の 20000体居るクローンのうち、10385番目に作られた個体。 学園都市で調整を受け、現在健康状態はカエル医師のお墨付きの健康体。 (常人と同じくらいは生きられる、という意味では) ミサカネットワークから10032号と打ち止めが消えたことを電王に伝え、 そのまま風都へとついてきた。 その時、聡里に一目惚れし風都に残ることにする。 しかし、聡里が鈍感ゆえその道のりは険しいことになるようだ。 『美夜子』という名前の由来は、「10385号」の「385」が「みやこ」と 読めるので聡里がそう名づけた。 チェンジドーパントにネコミミにされたときには、かなりの積極性で聡里に迫っていた。 目次へ
https://w.atwiki.jp/niji_sousaku/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone.jp 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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https://w.atwiki.jp/silnote/pages/35.html
19 koya 【反乱】 作ってみました。 二次創作機能、マジで楽しいですね。 日曜日が丸々ぶっ潰れました。 19_1.txt (19KB) 2005/12/18/18 55 23 反乱 19_1.txt http //www7.atwiki.jp/silnote/?cmd=upload act=open page=%E9%81%A9%E5%BD%93UP2 file=d19_1.txt? 19 koya 【反乱】 作ってみました。 二次創作機能、マジで楽しいですね。 日曜日が丸々ぶっ潰れました。 ※ちょっと修正しました。 19_1.txt (19KB) 2005/12/18/18 55 23 反乱(修正版) 19_1.txt http //www7.atwiki.jp/silnote/?cmd=upload act=open pageid=22 file=d19_2.txt? 77 koya 【変なノート】 本領発揮です。何も考えずにプレイしてください。 77_1.txt (3KB) 2005/12/21/18 28 18 変なノート 77_1.txt http //www7.atwiki.jp/silnote/?cmd=upload act=open pageid=22 file=d77_1.txt?
https://w.atwiki.jp/mhstory/pages/15.html
スレッドナンバー [000] 作者名 トリップ あらすじ ; ; ジャンル 【王道】【ギャグ】【ラブコメ】 フリースペース ; ;
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/44.html
前回申し上げたとおり今回の対戦相手はシャイアン、リタ、ザジ、ストライカーでスミスの金槌 こちらも前とかわらず京、零児、ジャンゴ。 それではどうぞ! STAGE2 太陽街と格闘家 世紀末・・・ 人々が太陽を忘れた暗黒の時代・・・ 生者は死者となり、死者は世界を彷徨った・・・ しかしそんな中立ち上がった光の戦士によって太陽は取り戻され、 世界は完璧ではないにしろ救われたのであった・・・ 「へえ~。ジャンゴ・・・だっけ?おまえも大変だったんだな。」 俺はあのとき助けた男・・・ジャンゴとしゃべるひまわり・・・おてんこから この世界についての話を聞いていた。 この町の名はサン・ミゲルというそうだ。 宿もあり、鍛冶屋もあり、道具屋、防具屋、武器屋等という少し前まで 光と闇の戦いが繰り広げられていたこの世界らしい店舗から、果ては ローンや銀行なんてのまで、実に幅広くいろんな店があるらしい。 道具屋を営むリタという少女から偶然殴られかけたときは気流から 威力がうかがい知れた。正直ゾッとしたぜ・・・ 「すみません、つい・・・」 ついじゃねえよ。 防具屋でもそんな事があるんじゃとも思ったが別にそんなこともなく店主 のキッドのアフロに軽くビビッただけにとどまったよ。 クソでけえな・・・ 「ナイスだろ?」 ナイスじゃねえよ。 他、武器屋の店主のシャイアンに気に入られて決闘を申し込まれたり 鍛冶屋で親父に金槌を飛ばされたりなんていうドタバタはあったが あとはおおむね何事もなく宿に来た。 「ん~?あ・・・」 ジャンゴが宿を外からのぞき込んでいる。 「オイジャンゴ、どうしたんだよ、はいんねえのかよ?」 「そうだぞジャンゴ。」 俺とおてんこに立て続けに言われるとコイツは 「じゃあ京たちが起こしてきてよ・・・」 なんて言いやがる。 「起こす?」 少し気になったので俺ものぞき込んだ。 一階はバーになっているらしく、カウンター席に 派手なオレンジ色のパーカーを着た少女が眠っている。 「あいつは?」 「ザジ。下手に起こすとおっかないんだよ。」 何でも町に結界を張る役割を負った魔女らしい。 「だからなんなんだよ?」 「いや、一回起こそうとして寝ぼけた彼女に凍らされちゃって・・・」 「そりゃあ・・・おっかねえな・・・といって俺が行くのもこええしな。 しょうがねえ。」 そう言って俺とジャンゴは一人の男を見た。 「大神さん、お願いします。」 「零児、頼む!」 「うるせえ!俺も凍らされてたまるかよ!」 そして草薙京 ジャンゴVS大神零児、壮絶な口げんかが始まった!! 十分ぐらいしてから… 「オーイ・・・」 「んだよおてんこ!?」 「何ですか!?」 「こっちも命がけの口げんかなんだよ!」 「その事なんだが…」 と、おてんこが言葉を濁したのをみて俺とジャンゴ、零児はおそるおそる 後ろを振り向く。そこには寝ていたはずのザジが青筋を浮かべて立っていた。 「何であんたらが命がけなんや?」 「ままま待ってよ!!ちょっと待って!!」 「落ち着こう!少し落ち着こう!」 「早まるんじゃねえ!」 だが俺たち三人の叫びも虚しく… 「ゆるさへんでえ…太陽魔法、フリーズ!」 「「「ギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」 「ううううう…」 「まだ寒い…」 「おっかねえ…」 やっとまともに動けるようになった… 京の草薙の炎が無かったら凍り漬けのまま三日ぐらい 動けなくなってたかも… はあ… 「ジャンゴ…あいつ恐ろしいな…」 「一応この町に結界張ってくれてるんだけど…」 「何やて?」 「「済みませんでした…」」 ちなみに大神さんは今でも震えててさっきおっかねえと言ったきり 歯をガチガチ言わせている。彼女、怒ると怖いんだよなあ… 「で?何でケンカしとったん?」 「いや…ジャンゴが俺と零児を案内してくれてたんだけど…」 と、京が口火を切ったので僕も仕方なく 「ここに着いたら何かいやな予感がしたんだ…」 「で?」 明らかに怒ってるよ… 「そっそれで中を覗いてみるとあんたが寝てたんで 起こすべきかそうじゃないかって話になったんだけど…」 「前に寝起き機嫌最悪でフリーズ喰らったの思い出して…」 「で、誰が喰らうかで大ゲンカしとったらいつの間にやら起きとって みんなして喰らってしもた。そういうこと?」 「「「は…はい…」」」 ホントに怖い… 「で?あんたら誰なん?見たところこの近くの人間やないみたいやけど」 「俺の名前は草薙京、こっちのまだ震えてんのは…」 と言って大神さんに目をやると、 「お…大神零児だ…よ…よろしく…」 「「うわ…まだ震えてるよ…」」 「そないな薄着しとるさかいにそんな事になるんや」 「ぜ…善処する…」 「で、出身地だが…ちょいと厄介なことになってるようなんだよ…」 「なんなん?」 「俺と零児は…」 と、ここまでで言葉を切り、反応を見る。 ジャンゴはびっくりしても知らないよって顔をしている。 零児はそろそろ震えが収まってきたらしい。かなり落ち着いてきた。 ザジは興味津々で「なになに?」と目を輝かせている。 冷や汗が垂れるのを自覚しながら俺は再び唇を動かし言葉を紡ぐ。 「この世界の人間じゃねえ。」 「は?」 ザジ、目が点。そりゃそうだ。 「一応言わせてもらうと職業は高校生だ。」 「なんやこっちの方が分かりやすいなあ。」 シラーっと零児が俺をみる。なんだ?と思うと 「おまえ、確か2年ぐらい留年してたはずだよな。」 「ククッ!」 「プッ!アハハハハハハハハハ、ハハハハハ…」 「言うんじゃねえ!!おまえらも笑うんじゃねえ!!」 大体、と断って 「勉強が出来ねえんじゃねえ!修行だ拉致られるだで出席日数が足りてねえだけだ!」 アホみてえに思われんのは真っ平ご免被るぜ… 「ああ、わりいわりい。」 「ごめんごめん。」 「ハハッごめんごめん、しかしその顔で留年てアハハハハハ!」 「いつまで笑ってンだよ!?」 でもさ、とジャンゴが割り込み、 「あの身体裁きはただ者じゃなかったよね?」 「ああ、副業は格闘家だからな。あとはそうさな…三種の神器の内の一つ 祓う者って役割がある。まあそんなとこかな。」 「なんやのんそのちょっとかっこいい設定?」 俺と零児は顔を見合わせると、 「「いや、設定じゃなくてマジな話。」」 「えっ!?」 こりゃ包みかくさねえで話した方が良さそうだぜ… 俺は全てを話した。 KOFのこと、オロチのこと、三神器のこと、十種神宝、 ゲーニッツ、クリス、シェルミー、七枷社のオロチ四天王のこと、 八神との因縁、そう、全てを… 「なんや凄いね…」 ッつーかめんどくせえよやっぱ… 「はあ…」 嘆息せずにいられない…どうしたもんかねえ… 「ああ、そうそう、四人太陽樹の下に倒れとったんやけど あんたらの知り合い?」 なんなんだよ…見に行ってみると… 「こいつら何やってたんだ?こんなでけえコブ作って…」 テリーと拳崇、真吾と紅丸が額に超でかいたんこぶを作って ベッドに寝かされていた。 「ハァ…」 「やれやれ…」 どっちかが先に落っこちてきて、あとに落ちた方が脳天を直撃した。 こんなモンか…はァ… ハイッ! STAGE2 太陽街と格闘家、いかがだったでしょうか?一番好きな技は半月斬をキャンセルしての 空中鳳凰脚! 法皇の昆布です!前回申し上げたとおりテリー達には台詞がありませんでした。 ゾクタイの時のジャンゴがフリーズを喰らう場面を少し誇張してだしてみました。 零児…上半身コートのみじゃ寒かろう…大丈夫かい? それでは次回予告を。 NEXT STAGE! 対戦相手はゲーニッツとツキノヨルオロチノチニクルフイオリ! STAGE3 月輪の導きのままに。次はバトル回です!お楽しみに!
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/51.html
今回と次の回はかなり短いです。 今回から監視カメラにしようかな…ベル「しししっ、それ廊下で言う台詞?」 ヤベッ!カメラは無理か… 「ボスさんよオ、あんま勝手しねえでもらいてえんだがなア。」 ボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアー本部、その隊長室にボスであるXANXUSと 作戦隊長であるS・スクアーロ、今はまだ一言も発していないが幹部のベルフェゴールと マーモンはいた。 「俺がボスなんだから何をしようが俺の勝手じゃねえか。」 「だとォ!?」 目をむくスクアーロにベルフェゴールがしししと特徴的な笑い声を上げて 「ムリムリ、ボスに隊長の意見が通ると思ってんの?」 続いてマーモンも 「無いね。」 と言う。 「しょうがねえなチクショウ!俺達ヴァリアーチームが優勝を掻っ攫うとするかぁ゛!」 短かったでしょ? 次は黒曜です。先に言っておきますが柿とリンゴにフクロにされる犬に合掌 それでは…次回もスク「みねえと三枚におろすぞぉ!」 いい加減にしてよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ベル「ししっ、おっもろいなー。バカが狼狽すんのを見るの」
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/59.html
タイトル通り人体錬成が登場します。 扉を開くのは社長です。持って行かれるものは… まあ、見て下さい。 それでは4話に続く真理の間、読んで下さい。 一体何なんだ? 俺はガーディアンの司令官とかって人型ロボット…レプリロイドっつったか? と話している、話しているのはいいんだが… 「ちっさ!」 司令官のプレリーは俺の腰よりちょっと高いぐらいの身長だった。 長身でごっつい筋肉ダルマの少佐を知ってる俺からすればものすごく小さい。 思わず口を突いて出た台詞に相手も顔を真っ赤にして 「う…うるさい!アンタこそその身長で本当に20歳!?歳ごまかしてるんじゃないの!?」 「あっ…」 横でアルがしまったって顔してるが関係ねえ! 「誰が低身長のミジンコ野郎だあああああああああああああ!!!!!!!!」 「ちょっと兄さん落ち着いて!」 離せアル!あいつは俺の前で言っちゃなんねえことを言った!俺より身長低いくせに俺の身長のことを言うんじゃねえ! 「はあ…とりあえず兄さんちょっとおとなしくしてよ…」 ちょっ待って待って何で手合わせ錬成?ちょっやめ… 「えい!」 「あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 「さて、兄さんが静かになったところで、話をしましょうか。」 壁に錬金術で磔にされた俺を置いてかってに話を進めるんじゃねえ! MECHANICAL ALCHEMIST! アルの方を見ているエールと何も気づいてないアル、後ろで磔にされてギャーギャー言ってるエドの絵を想像して下さい 「でも、空を飛ぶ船って不思議ですね。」 「俺達はそっちの方が驚きだよ…」 俺はアルから身の上を聞いてびっくりするやらどうもエールがアルに惚れている ようで俺の言いたいことを全部アルに持って行かれるやらで少しショックだった。 「あれ?」 「ん?どした?」 エールが何かに気づいたようで、びっくりしたような顔で外を見ている。 「ハイウェイで…煙…?」 「あの様子…まずい!」 何かいやな予感がしたのかアルがエドを磔にしてあるブリッジに行こうとする。 「あ、待ってよアル!」 すかさず追いかけるエールに俺は取り残された。 また蚊帳の外… MECHANICAL ALCHEMIST! 嘆息しているジルウェの絵を想像して下さい アル!どうしたんだよ血相変えて? 「兄さん、ちょっと待ってて!今拘束を外すから!プレリー!僕たち二人をあっちのハイウェイに転送してくれ!」 なんだなんだ!?なんかやばいのか!? 「たぶんね!あれはテロか何かだと思う!だけどあそこにいるのは民間人だ!助けないと!」 「わ、分かりました!」 慌てて転送装置の用意をするように放送するプレリー。 するとアルの後ろからエールが声をかけてきた。 「私も行く。」 え!? 「無茶だ!あの様子じゃ軽く50はいる!君を守りながら戦うなんて出来るわけがない!」 「そうだぜ!それにいざとなったら容赦なく棘を錬成するから最悪巻き込まれる可能性がある!」 「無理じゃない!」 「無理だ!あそこから昨日今日戦い始めた人間が生還するなんて有り得ない!」 「有り得ないってどうして分かるの!?有り得ないなんてそれこそ有り得ないよ!」 え!?エール、今おまえなんつった?有り得ないなんて有り得ない…? 「プッ…ククククク…」 やべえ、笑えてきた。 「エドワード?」 「どうしたの兄さん?」 駄目だ、もうこらえ切れねえ。 「ああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッははははははは!! こいつはいいぜ!傑作だ!こんな所であいつの口癖を聞くとは思わなかったぜ!はははは はははははははは…」 「!グリード…確かにね…フフッこうまで言われちゃ止められないよね…」 急に笑い出した俺達二人をエールが呆然と見ている。ッと。フォロー入れとかねえと空気になっちまうな。 「ハハハッ…ハァハァ…しょうがねえな。自己責任でかまわねえんならついてきな。」 「俺も行こう。」 ジルウェさん!? 「止めても無駄だからな。」 「兄さん…」 「七つの大罪ってあったけどさ…一番の罪は無謀だよな…」 まあなんにせよ、やるしかないか! 「転送頼むぜプレリー!」 「はいッ!」 MECHANICAL ALCHEMIST! 機械鎧時代のエドと生身のエドが手合わせ錬成 俺達はハイウェイにやってきた。来たのはいいんだが… 「囲まれてますね。」 「ああ…」 俺達は完全にガレオン部隊に囲まれていた。が… 「この程度じゃ俺達は止められませんよね?ジルウェさん?」 ああ、行こうか、相棒。 <仲間を守り、敵を倒せ、か。了解した。> 相棒、意志を持つ金属であり、俺に戦う力をくれる者。 ライブメタルモデルZを突き出し、ROCKシステムを起動させる。 「ロックオン!」 眼鏡がカクカクッとしたサングラスに変化し、右手に現れたセイバーをつかむ。 「さて、始めようか!」 「エール、無茶はしないでね。」 「う…うん!」 エールの奴、またアルの天然タラシを食らってやがる。 まあとにかく、一閃する! 「でああっ!」 まず三体、確実に始末する。 「うわわわわわわあああああああああああ!」 エールが大量のガレオンに追いかけられている。 「エール!」 「なんてね!」 へ? 「いっけえええーーーーー!チャージショット!」 追いかけてきたガレオンを一撃で全滅させたエール、やべえ、こええ。 おっかなびっくりエルリック兄弟の方を見ると二人とも両手を地面に 押しつけて壁を錬成し、お互いに作った壁を近づけて間にいた数十体 のガレオンを押しつぶす。これも恐ろしい。ッてなんだ! 「危ないッ!エールッ!!」 「え?あッ!」 エールの頭上に雷が落ちた。動かない。まずいぞ!死んだって言うのか!?そんな! 「ッ!!チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」 悔しさに任せて地面を叩く。 「ジルウェさん!やばい!足下に散らばってる瓦礫、あの形!」 「人体錬成の錬成陣!」 なんだこの巨大な目!なにっ!?飲み込まれ…ああああああ!!! 「「ジルウェさあああああああああああああん!!!!!!!!!!!」」 MECHANICAL ALCHEMIST! 真理の扉とジルウェ 「……ここは…?ッ!何者だ!?」 巨大な扉の前の真っ白な空間、そこには透明人間のような奴がいた。そいつがニヤリと笑って言葉を紡ぐ。 「オレは君達が“世界”と呼ぶ存在、あるいは“宇宙”、あるいは“神” あるいは“真理”、あるいは“全”、 あるいは“一”、そして…」 なんだこれは…まだ続くのか? 「オレは“おまえ”だ 」 「なっ!?」 「おや?知らないのか?知らずに人体錬成を行ったというのか?成程…」 「どういう事だ!なぜ俺はこんな所にいる!?」 「知らずに手をついた場所が錬成陣の形に散らばっていた瓦礫の中央だった。そして…」 「偶然切った手のひらの血がその錬成陣を発動させた…と?」 「その通り、で?何を差し出してあの女を錬成するんだ?」 「おおかた、ただ必要な物質を差し出すだけじゃ駄目なんだろう?俺はこのどでかい扉と俺の全てを差しだそう。」 「かまわないのか…?おまえは死ぬんだぞ?」 「言いも悪いも無い、あいつが生き返る可能性があるのなら俺はそれにかける。己の全てを捨ててでもな!」 「このまま全てを差し出してもいいのか?」 「あいつにはあの二人がいる。大丈夫さ。」 「正解だ。全部持って行け。」 なんだ…?扉が開く…?黒い手が俺の体を…こうやって扉の向こうに引きずり込んで代わりにあの錬成方法を 可能にするのか…まあいい… 「会えるとは思わないが…あえてさようならは言わないぞ!後は頼んだ!」 MECHANICAL ALCHEMIST! 半分ジルウェの真理(アルの体を引き込んだときのニヤリとした顔) ん…私…確か…雷に打たれて…え? 「エール!」 嘘?私、生きてる?どういう事? 「よかった…助かったんだ…」 「あれ…?私…傷が…?無くなってる…」 あれ?それに…ジルウェがいない…あのガレオンの破片も… 「てンめえエエエエ!!!!!てめえのせいでジルウェさんが全部真理に持ってかれちまったじゃねえかよ!」 エドワードが死神みたいな奴と手の甲に錬成した手甲カギを使い、あいつの鎌と切り結ぶ。でも、待って… 「ジルウェが持って行かれるって…どういう事…?」 「エール…君は一度死んだ…でも、偶然手をついたところが人体錬成の錬成陣で、ジルウェさんは自分の肉体の 全てと錬金術に必要な真理の扉をまとめて差し出しちゃったんだ。」 そんな…じゃあ…私…ジルウェの命と引き替えに…そんな… 「しっかりしろ!このままじゃジルウェさんの犠牲が無駄になる!」 エドワード…うん…でも… <このままじゃ無理だ…どうする?> そうだよ…どうしよう、モデルX… サイバーエルフは持って行かれたわけではありません、その一部の真理の扉を体と一緒に差し出しただけです。 なモンだからちゃんとZXのラストは登場できます。 あのサボり大佐もこの話で出るはずがサボっちゃって登場せず。第4話焔のまでお待ち下さい。、 「准将だ!」 やかましい。